pͪoͣnͬpͣoͥnͭpͣa͡inͥ hyͨpͪeͦr͠ vͭeͧrͬsͣi͡onͥ
というわけで
何とか死なずに済んだ
1. 感染性腸炎
12/8
この日の夜にラボの勉強会があってそれ終えて実験室の片付けして帰った辺りから少し目眩がしたりしなかったりはしていたけど多分気のせいということに。
12/9
朝ラボ向前に体温見て37.4 ℃で、別に cocoa も何も言ってきてないし他に症状もないのでなぁといった感じ。実際実験始めると頭痛で作業中断が多いし腹痛も断続的に来だしたので何だかなぁって言いながら耐え続けるも夕方頃に完全にダウン、早退させてもらうことに。
帰宅途上で、一度家に帰ると外出出来なくなるレベルの体調かもなぁと思い至ってドラッグストアでポカリ1 本と Wider のパチもんを5～6 個買ったあの時の私は偉かった。そこから家の目の前のセブンイレブンで普通っぽい飯も買っておこうとしてよりにもよって中本丼を選んだ私はガガイのガイ。言い訳すると、ご飯系で初手目に入ったのがカツ丼で「流石にそれは……」となった後に目に入って「あっ野菜と豆腐入ってるじゃん良いのでは」ってなったんや。
17 時頃に家に着くなりベッドに倒れ込んで、辛うじて引っ張り出した体温計が示したのは39.6 ℃。この体温ってラボなり大学なりに報告要だっけな……? と考えている間に寝てました。
強烈な腹痛で19 時頃に目が覚め、トイレに駆け込んで下痢で終わってベッドに倒れ込んで気絶したように寝たのを始めに、ここから30 分～1 時間起きに腹痛に起こされ、トイレで腹痛と頭痛に呻いて、終わればベッドに倒れ込むのを丁度24 時間ぐらい続けてました。
途中何度か、以前聞いたことのある「#7119」ぐらいには電話すべきなんじゃないかという気持ちも芽生え始めましたが、頭痛と腹痛によって最早1 m先の机の上にあるであろうスマホを探し出してダイヤルして相手と話すという行為自体のハードルが爆上がりしてたので敢え無く棄却されました。
ワンチャン賭けてワクチン副作用対策で買った残りのカロナールと普段から世話になってるビオフェルミンを飲みましたが大して効くこともありませんでした。悲しい。
12/10
日付が回っても腹痛で30 分～1 時間起きに目が覚めるのは変わらず。せめて少しでも栄養を、と Wider パチもんを冷蔵庫から出してベッドに持っていっただけで力尽きて眠りに落ち、その後2回ほどトイレに起きてようやく存在を思い出して1口飲んで気分悪くなって寝たりなど悲惨でした。それでも少しずつ水を無理やり飲んで脱水を防ぐ程度の理性はありましたが。
夕方頃になってようやく「#7119」に電話出来る程度の精神にはなってきたので電話。症状諸々伝えると、「近くの救急病院を挙げるから、電話して受け入れOKならタクシー呼んで行ってね。受け入れ無理って言われたら119してね」とのこと。
近所の買い物などで見たことは有る病院を3つ近い順に紹介され、上から順に電話していくも初手2つで「この時間コロナの検査出来ないので発熱されてる方は受け入れ出来ません…」を食らい。医療現場も大変ですね。
3つめの病院も「今すぐには救急では受け入れられないので時間置いてからもう一度電話してね」と。厳しいですね。指示通り119をする気にもならず、1時間ほどぐったりしてから再度電話するとOKとのことで、急いで寝汗でビショビショの服を着替えてタクシーで向かいました。
診察結果は感染性腸炎。
そもそも胃腸あまり強くない(脂っこい肉とかキツめの豚骨ラーメン食べるとすぐに下す)のもあって、牡蠣だったり生に近い肉は普段から口にしないようにしてるのでどこで貰ってきたのかが皆目検討つかないのが気味悪かったですが、そう言われたのならしゃーない。コロナじゃないっぽくて良かった。
救急とのことで1日分しか薬出せないそうで、整腸剤+解熱剤+…を1日分貰って帰宅。東京はタクシーが捕まえやすくて助かるなぁ。
12/11
朝昼は依然として辛かったものの、夕方辺りには38 ℃を切るようにもなってきてマシにはなりました。下痢の頻度も2時間に1回程度に減りましたしね。でも下腹部の違和感・腹痛も残って頭痛も続くしで結局マシなだけの地獄。
家の目の前のセブンイレブンに行くぐらいは出来るようになるものの、弱った胃腸に優しそうなものが少なすぎて険しい気持ちに。一先ず茶碗蒸しを買ったけどレンジで暖めると小規模爆発を繰り返すので面倒でした。一人暮らし非自炊勢が湯煎なんかするわけ無いだろ。
12/12～14
熱と頭痛は収まったものの謎の下腹部の違和感と依然平常時より高頻度の下痢が続きました。酒も飲めんし学食で味の薄いうどんばっか食ってて何も楽しくなかった。
その後
ようやく違和感も収まり、食事も普段どおりのに戻しても腹を壊すこともなく。一先ず治ったのかな。
2. 下部消化管出血
12/22
普段どおりラボに行って年末の報告会に向けて色々やって帰宅後に少し夜食を食べて休憩していると23 時頃に軽い腹痛が。1週間ぶりに下痢の感触でしたが、それにしても違和感が。滑らかすぎるし量もやけに多い気が。
と、拭いた紙を見ると異常に赤黒い。鼻血止めるために鼻に突っ込んだティッシュの色してました。
拭いて立ち上がろうとすると酷い立ちくらみが来て立てなくなり、そこから大量に発汗して息苦しくなりました。貧血だなぁ。まぁ体感数百 mLレベルで出てったのでそうなるのもそれはそう。
なんとか貧血の症状が収まるまで待って、椅子に戻って休んでいるとすぐに腹痛が。今度は血だけ出るような状態になっており、また似たような経緯で少し回復してベッドに。どうせこの時間に病院行っても救急扱いでしっかりとした検査にはならなさそうなので翌朝を待つことに。
12/23
朝起きた感じでは一応何ともなさそうでしたが、念の為病院に行って見てもらうことに。ジジババしかおらん。
血液検査・CT検査・触診の結果、一先ずこの前の腸炎自体は収まってきていそうで、過度な貧血の傾向も今の所見られないし、出てた血の色が明るいことから痔の可能性が高そうということに。というか指入れられるの本当に痛かった。力を抜くように言われても反射で体が異物を排除しようとするから仕方ない。
念の為に入院して明日大腸内視鏡検査やる? という提案も受けましたが、その日は朝からラボの進捗報告会があってそれを休んで病院来てる状態だったのであまり長居もしたくないなぁとお断りしました。先生もそこまで深刻そうな感じじゃなかったし。痔っぽいのならわざわざ面倒な検査しなくて済むほうが良いしね。
で、昼過ぎにラボに着いて、ちょうど自分の発表の番になったので無事終わらせたところで便意と立ちくらみが。急いでトイレに駆け込むと便器の中が血の海になっていました。昨晩よりも酷い出血で、目眩も発汗も尋常じゃないし終わった後足もしびれて立ちくらみもするしで全く立てず、数十分個室に籠もらざるを得ない状況でした。何とか数十 mなら歩けるかな? となったので個室を出てトイレ近くの廊下の共用スペースの椅子にギリギリたどり着きました。そこでもまた立てなくなって数十分休憩した後、ラボの居室まで倒れそうになりながら向かって手近な椅子を並べたベッドで横になって駅に行けそうになるまで数時間寝てました。
本当は血便の時点でちゃっちゃと帰って病院に行くつもりだったのですが、貧血からの回復のために数時間使ったせいで既に受付時間を過ぎてしまったため、帰宅して安静にすることに。栄養は取らないとなぁと、コンビニで消化に良さそうなほうとう、半熟卵、茶碗蒸しを買って帰るも寒気が酷く無理やりほうとうを口に入れて寝てるしか出来ませんでした。
12/24
朝目が覚めても動ける感じもなく、昼過ぎに何とか起き上がって風呂に入ってお粥を口に入れて病院へ。肛門内視鏡検査をしてもらうと、痔もありそうだがその奥の腸から出血している様子が見られたため大人しく検査入院することに。
ここ最近の腹回りの事情で思い出していたのがこの匿名ラジオの回
www.youtube.com
だったのですが、そこで「血便出たから写真撮って医者に状況説明の時に見せたら引かれた」って話があったので私は逐一撮っていなかったのですが、この日の担当医には「あー血便出たと…写真とか撮ってます?」って聞かれたので血便の写真は撮っといたほうが良さそうです。
ご時世的にまずはコロナの検査から始まり、連帯保証人等の手続きをしつつ絶食中の栄養と水分を供給する点滴を付けられて病室へブチ込まれました。点滴って思ったより刺した場所に小さな痛み～違和感があるし可動域に制限かかるしで厳しいですね。二度と付けられたくない。
昼に食べたお粥を最後に、辛い辛い絶食生活が始まりました。ぐえ。しかも大腸内視鏡検査までは水分すら極力飲まないようにときた。
病室は年寄りしかいないし時折異臭がしてくるしベッドクソ硬いしで中々辛かったですね。点滴付いてるせいでトイレも行き辛いし栄養は補給されてるんだろうけどそれでも腹は減るし。何せ夜は周囲のジジイが交代交代で大音量のいびきをかくせいで全く寝れないので厳しかったです。あいつら日中の方が静かやんけ。
いびきで寝れずにいると点滴を挿してる左腕が急に痛みだしました。挿してるところから肘まで激痛が走って何か良くないことが起きているのかと思いましたが、巡回の看護師さんが診たところ問題はなさそうとのことで。どうやら、点滴があることを気にしすぎてずっと左腕を同じ姿勢で固定してしまっていたために起きたっぽいですね。翌朝からは意識的に色々動かすようにしてこの痛みは出なくなりました。
12/25
皆さんのクリスマスプレゼントは何でしたか? メルカリ行きの4℃でしたか? 私は下剤でした。
大腸内視鏡検査をするにあたって、腸内を空にしないといけないので下剤を飲む必要があるわけですが、これがまた面倒で。ファミレスのドリンクバーで高校生が作る全部混ぜドリンクとアクエリを1:1で混ぜた上で5倍希釈したような味の液体を2 Lも飲まないといけなかったので幾ら半日ぶりの経口摂取とはいえ辛かったですね。
何とか飲みきって、無事血が出ないまま液体だけ出るようになり、大腸内視鏡検査へ。前日の採血結果で貧血が進んでいるというのが判明したため、ウトウトする薬は控えめにしつつ鎮痛剤をキメて行うことになりました。
意識は一応平常程度という自覚のまま内視鏡の映像を医者と一緒に見ていました。見てもよくわからんけど。びらんがあったり潰瘍があったり炎症っぽくなってたりする箇所があって、そこから適宜生検用のサンプルを採取されていきました。触診だったり肛門内視鏡だったりの時のような痛みもほぼなく、軽い違和感程度で終わったのでそこは良かったです。
終わってからは病室で空腹のひもじさに震えながらただただ時間が過ぎるのを待っていました。
午後には地元から母が様子見に来てくれて(ご時世的に面会は出来ませんでしたが)、急な入院だったため諸々を家に置いてきたままだったのを持ってきて貰ったりしました。
検査のための入院だから検査さえ終われば開放されると思っていたのですが、潰瘍や貧血度合いのせいで最低限月曜まで入院してろとのこと。早く出してくれ。
12/26
日曜ということもありこの日は診察めいたものはなく。ただ1日を無為に過ごすだけでした。
Prime Video で高校の頃にS1だけ見てその後放置していた進撃の巨人を一気にS4最新話まで見たりして時間を潰すもただただ暇なだけだし、あいも変わらず死なない程度の空腹感が常に付きまとうしで緩やかな地獄でした。
有馬記念も外すしよぉ。馬単買い目間違ったのを追加で買い直したから1000円賭けるつもりが500円余分にかかったし、全部カスリもせん。マイ億くんの呪い読みでエフフォーリア2着で固定してたらあいつキセキ買ってるし。なんでやねん。
もう既に入院生活に限界を感じており、如何に月曜中に出るかしか考えていませんでした。死にたい。
12/27
ようやく訪れた月曜日。午後に母と私に対して先生から病状の説明があるとのことなので、何とか退院を一瞬でも早められないか交渉しようと考えていると、午前に一度先生が病室に。朝の採血の結果、貧血の度合いがより深刻化しているっぽいので一先ず昼食から経口摂取を開始して、数日様子見しよっかとのことでした。流石にもうこれ以上ここに居たくないので、帰省とかを理由に何とか今日退院出来ないか話してみると、一応考えてみるとの返答だったのでうーん。
昼食は三分菜と三分粥。
一口目の米粒すら入ってない粥の液体を口に含んだ時には2日半ぶりの食べ物ということもあって米の味が一挙に感じられて感動的でしたが、食べ進めるにつれて段々味の単調さに飽きてきてしまいました。うん、マトモな飯じゃないわな。
昼食を食べて2時間ほど経ってから先生の説明が。まぁオススメはしないが、帰省して誰かが近くにいる状況を作れるなら本人の希望でもあるし退院してもいいかな……という感じだったので、お言葉に甘えて即退院することに。点滴邪魔で風呂にも入れなかったので早く帰ってシャワー浴びることだけを考えて身支度と会計処理を済ませて帰りました。やったね。
その後
翌日昼に新幹線で帰省しました。雪すごかったですね。やる気のない写真しか残ってませんが。
新幹線の中で買った、退院記念ホープフルSは勝ちました。やったね。
当分は消化に良い食べ物のみでの生活です。正月なのに酒も飲めん。なんでや。
親に「彼女でも居れば体調崩した時に介抱してくれるのに」と言われましたが、そういう非常時への備えとしては維持費がなぁ……という気持ちになってしまう。最近 YouTube の広告に with と pairs が侵略しだしてきたし。一度オモコロのふざけた動画見ただけでこうなるの中々に賢いアルゴリズムしてはりますなぁという気持ち。
www.youtube.com
最後に
病気すると金と時間が飛ぶので皆様ご自愛下さいませ。
